山 行 報 告
2012/9/29〜30   奥秩父・滝川水晶谷         メンバ:大高ぁ、山本  記録:大高ぁ 




【コースタイム】

(29日)
0時二俣川=中央高速=雁坂トンネル=3時半出逢いの丘(仮眠)7時20分〜黒岩尾根〜釣橋小屋近道〜9時40分釣橋小屋10時5分〜二俣〜2時45分水晶谷〜3時幕場

(30日)幕場6時30分〜水晶谷〜11時15分水晶山頂上11時30分〜稜線〜 11時45分雁坂小屋12時〜二時15分出逢いの丘=白龍閣日帰り入浴=ほうとうの店=帰宅


【記 録】

(29日)
 出逢いの丘駐車場に車を停める。先客は二人。出発前から上機嫌の山本さんに追い付くべく、缶酎ハイを三本開けて寝る。

 二日酔いで起きると、もう1パーティー増えて2パーティーが豆焼き沢へ日帰りで出発。日帰りで帰ってこれるとは相当の健脚だ!駐車場をみやまクワガタが這っている。売れば数万円する上物の雄だ。三ツ境の昆虫専門店ユータンが一瞬頭をよぎるが、御仏に従い放つ。

 腰まで浸かりたくたくないので、迷わずエスケープルートでダイレクトに釣り橋小屋へ。登山口に置いてあったホンダカブの釣り人のトレースを追いながら行く。途中立派な登山道に出る。旧道かな。

 釣り橋小屋は小さな三角屋根の小屋になっていたが、吊り橋は健在である。釣り橋小屋からわずかの所で竿を出す。尺手前がいきなりヒット!ビックリ。

 時々魚影を見ては竿を出す。二人で交互に釣り、晩ご飯のおかずは確保。二俣までは、難所にはロープが張ってあり、水量も少なく事故現場の釜も難なく通過。

 台風が心配なので、二俣に張らず先に足を延ばす。二俣の先の水晶谷に入ると水量が急激に減り、15分くらいで伏流になり、ちょうど良好のテント場見つけて張る。

 薪になる流木が豊富にあり、虫も少なく焚き火で濡れた服を乾かし、塩焼きを肴に酒を酌み交わす。イクラの醤油漬けは美味。

(30日)
 翌日も晴れ。さっさと登って降りることにする。

 三十年以上昔、先輩に美しい沢だから一度は行ってみなさいと言われてからすっかり時は経ち、沢の入り口まで車道が延び、立派な巻き道と雁坂トンネルの排気塔、倒木に埋もれたナメと枯れた渓流。見るも無惨な姿だけだった。

 しかも異常気象のせいか、沢はヤスデに埋め尽くされ、ホールド・スタンスを探すのにも苦労する連続。トポと違い水流沿いに遡行して行くと、三段25mの滝が現れ、これまたトポと違い水流の右にルートをとって登る。

 その後は詰めのみ。真っ直ぐ詰めると古礼沢と水晶谷の中間の支尾根に出て、五分くらいで水晶山の頂上に出た。上空の雲の流は早いがまだ晴れている。途中誰にも会わずに駐車場に戻る。

 そそくさと片付けて雁坂トンネルを抜けると雨が降り始める。ラッキーなのか無謀なのか?遅れを考慮せずに台風接近を知って行くのはやはり無謀ですね。反省。

 白龍閣は珍しく当たりの大風呂。中央高速は渋滞なので20号で帰る。渋滞無しの激しい雨と風の中帰宅した。